FC東京の日本代表DF長友佑都(39)が東京ヴェルディとの「東京ダービー」で約2カ月ぶりの先発復帰し、2-1の逆転勝利に貢献した。3月14日の敵地水戸ホーリーホック戦以来、10試合ぶりのスタメン。日本代表の森保一監督(57)が視察に訪れる中、ワールドカップ(W杯)北中米大会メンバー発表前、最後の試合で魂のプレーを披露した。

「自分の魂は見せたかなと思う。日本で唯一無二の魂だと思うので、そこだけは自信を持っているので。そこは森保さんに届いたんじゃないかなと思う。球際だったりそういうところが自分の強み。最後まで諦めない部分とか、そこは絶対にW杯にも必要だと思うので、そこは森保さんに届いているとうれしい」

5日後に運命のメンバー発表が迫る。これまでの4大会はレギュラーとして迎えたが、今回は違う。直前にケガもして、3月の英国遠征は選外となった。「信じて待つしかない」とうなずく。

ピッチ上ではもちろん、それ以外もチームに好影響をもたらす存在だ。自身の存在の重要性を力説した。

「W杯はサッカーだけの部分ではなく、魂の強度が必要になると僕自身は思っている。相手も目の色を変えてくる。あれだけのビッグプレーヤーたちが目の色を変えて、目が血走っていてね、それくらいの戦う意志を持った選手たちにサッカーだけでなく魂の強度も勝っていかないといかないといけないというところでは自分は代表に必要だなと思っています」

「魂の強度」。独特の表現が飛び出した。その心をこう明かした。

「普通じゃない魂を持っている。僕のこれまでの経歴もそうだし、成し遂げてきたことも含めて、普通ではないですよね。大癖です、いい意味で捉えてください。とにかく地獄に落ちたとしてもはい上がってくる魂がある。苦しい時とか逆境に打ち勝つ誰よりも強い魂があるということですね。それはW杯でうまくいけばいいけど、この本当に長い合宿期間とかいろんななかでうまくいかないこととか、中で、外にはでていないいろんな出来事もたくさんあるのでね。そういうことも自分はしっかりと処理できる。それも含めて魂だと思う」。

過去4度のW杯、イタリアの名門インテル・ミラノ時代の欧州チャンピオンズリーグ(CL)など全ての経験で唯一無二の魂を形成してきた。「まぁ、ぶれないですよ、どんなことがあっても」。長友節が戻ってきた。【佐藤成】