FC東京の日本代表DF長友佑都(39)が東京ヴェルディとの「東京ダービー」で約2カ月ぶりの先発復帰を果たした。3月14日の敵地水戸ホーリーホック戦以来、10試合ぶりのスタメン出場でチームの劇的逆転勝利に貢献した。

長友の表情は明るかった。10試合ぶりのスタメン復帰で77分間プレー。劇的逆転勝利を飾り、「ダービーらしく本当に堅い試合になった。自分たちのほうが魂の強さというか強度で最終的に上回ったと思う。勝ててほっとしている」と振り返った。

日本代表の森保一監督(57)が視察に訪れる中、ワールドカップ(W杯)北中米大会メンバー発表前、最後の試合。39歳の大ベテランだが「久しぶりにあがった。緊張感もあった。いろんなことを経験してきたけど、舞台が整いすぎて怖かった」。

3万7000人超が詰めかけ、最高の雰囲気で開催された「ダービー」で躍動した。

「自分のけがも含めて、正直メディカルも含めてここまで早く戻ってくるとは想像していなかったんじゃないかなというくらい、まぁまぁのけがをしていたので。ただ今日先発で試合にでて、絶対にチームの勝利に貢献したいという気持ちだけは負けないようにしていた。ダービーだし、舞台は整っていた。森保さんも来ていたし、相手の監督は恩師の城福さん。とにかく気持ちをこめて戦った」

前節に実戦復帰したが、ぶっつけ本番のような状況だった。今回もフルコートの実戦練習はせずに先発出場。それでも試合を壊すことなく、上々のプレーを披露した。「いろいろ経験してきたんでね。あとは本当に、気持ちだけではないけど、まず気持ちと魂みたいなものがないとここにはたどり着けないと思う。普通の選手ではたぶんここにたどり着いていない」。

運命のメンバー発表は15日。過去4度とは異なる心境で臨むこととなる。「正直4大会は自分も結構レギュラーで出ていたりしていたのでメンバーに入るだろうなと思っていたけど、今回はまぁ実際分からないですよね」と思いを吐露。その上で「分からないですけど、信じている自分がいるというのと、ここまでやるべきことを全部やってきたので、あとはもう森保さんが決めることなので。でも、森保さんには魂は届いたと僕は思っている」とうなずいた。【佐藤成】

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