日本サッカー協会(JFA)は25日、都内で会見を開き、6月7日のキリン杯シリア戦(味スタ)と、同13日の2018年ロシアW杯のアジア最終予選アウェーイラク戦(テヘラン)に臨む日本代表メンバーを発表した。

 MF陣では今シーズンからブルガリア1部のPFCベロエ・スタラ・ザゴラでプレーする加藤恒平(27)が初選出となった。また、MFでは常連だった清武弘嗣が今回外れた。

 加藤は、2013年に町田を退団し、モンテネグロリーグに移籍、その後、ポーランドや16年6月からはブルガリアリーグでプレーし海外経験もある。

 ハリルホジッチ監督は「1年かけて追跡していた。ブルガリアの現地で4回ほどやった試合を(我々のスタッフが)見ているしビデオでも見ている。ボールを奪う役割、しっかり組み立てもできる。このような若い選手を見てみたい。すぐにプレーさせるわけではないが、お互い理解する時間が必要。(ボールを)奪うところでアグレッシブさを見せる。28歳で経験もある。様子を見てみたい」と選出理由を説明した。

 また、同監督はプレーについて「(山口)蛍に似ている。アグレッシブさといい組み立てができる。攻撃でもいいパスができる。少し2列目かな。守備の修正も担える。蛍より少しパワーがない感じ。予測とアグレッシブさのレベルが高い」と特長を補足した。