日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは27日、東京都内のリハビリテーション施設を退院したイビチャ・オシム前日本代表監督(66)と東京都内のホテルで面会し、日本サッカー界発展のための協力を要請した。オシム前監督は前向きで、何らかの形で再び、日本サッカーの強化にかかわっていくことになった。

 具体的な仕事内容や役職などについては、4月中に同協会の技術委員会でまとめ、オシム前監督と調整する。川淵会長は「考えながら走るサッカーはある年齢以上になってからでは遅い」として、若年層育成にあたる指導者の養成にかかわってほしい意向を示した。5月に記者会見して発表する。

 また、オシム前監督は6月にスイス、オーストリアが共催する欧州選手権を視察したい意向を示した。