<サッカー:日本2-0中国・女子W杯予選兼アジア杯>◇30日◇3位決定戦◇中国・四川省成都

 勝てば11年のW杯ドイツ大会への出場権を獲得できる大一番で、日本が序盤から攻勢に出た。前半8分には、FW山口がMF宮間の右CKに頭であわせ、クロスバーをかすめる惜しいシュート。同18分にはセットプレーの場面で、MF沢のヘディングシュートがクロスバーをたたき、こぼれ球をMF安藤とDF岩清水がつめ、混戦状態から先制ゴールが生まれた。

 後半は開始から、ホームの声援を背にする中国が日本を押し込んだ。だが追加点を挙げたのは日本。後半17分、沢が宮間のFKをバックヘッドでゴールに流し込んだ。代表通算75得点目は、男子の釜本邦茂に並ぶ日本歴代最多タイ。その後は中国がロングボール中心の攻めで追撃したが、日本守備陣が最後まで集中力を切らさず守りきった。日本のW杯出場は、6大会連続6度目となる。