岡田“フラット”ジャパンが船出した。バーレーン戦での敗戦を受け、「オレ流」宣言した岡田監督が初招集10人の選考理由を丁寧に説明した。キーワードは「フラットな視点」だった。

 東アジア選手権での韓国戦では闘志に欠け、バーレーン戦では運動量で後手に回った。この敗因を踏まえ、DF長友に触れ「アンゴラ戦では、調べたら15・数キロを走っていた。これはすごい数字」とタフさを高く評価。また、GKに都築を選んだが「GKは3人で落ち着いていたが、競争意識を持ってもらいたい」と、チーム内の激しい競り合いを求めた。MF西に関しては「勝負へのこだわりがある」と、執念を挙げた。

 W杯アジア3次予選は4試合を残す。突破するには2位以上が必要だ。そのために、方針転換も決断。これまで細かい指示を与えず、ある程度選手に委ねる部分もあったが「こういう試合をするんだというイメージを与える。選手にははっきり伝える。厳しい要求をする。ミーティングは初日にやろうかと考えている」とチームのかじ取り法も変える。

 

 今回の28人に、鹿島、G大阪のACL勢、さらに中村俊ら欧州組を含めた総勢約35人で、正念場の6月を戦う。J2も年も経歴も関係ない。フラットな視線で見抜いた戦士で、岡田ジャパンは困難を切り開く。【井上真】