日本協会が、U-20日本代表候補を「8人制」サッカーで強化することが、21日までに分かった。静岡県内での合宿を22日に終える同代表候補は5月下旬に再集合し、国内で開催予定の8人制大会「ジャパンズ・エイト」に参加。6月にはマレーシアでの国際大会にも出場する予定だ。

 協会側は既にJ各クラブに打診し、公式戦で出場機会のない若手を推薦してもらっている。8人制は11人制基準の縦105メートル×横68メートルより狭い60メートル×40メートルのピッチを使用。「対人勝負の機会が多く、ポジションに関係なく攻守両面で個人能力を高められる」と小野剛育成担当技術委員長は言う。シュートチャンスも11人制の3~4割増しといわれ、欧州、南米などではジュニア層強化のため取り入れられている。

 日本協会は技術委員の西村昭宏氏(50)に8人制代表チームの指揮を任せ、メンバーを編成する方針だ。