<ロンドン五輪アジア最終予選:日本1-2シリア>◇5日◇アンマン
日本の主力に、またしてもケガ人が発生した。前半18分、中盤の左サイドで先発したFW山崎亮平(22=磐田)が、相手DFシャヘンと競り合った際に左手からピッチに落下。全体重がかかり左肘外側を負傷。苦痛の表情のまま身動きすらほとんどとれず、担架で運ばれ退場。ハーフタイムには三角巾で左肘を固定したまま、救急車で病院へ緊急搬送。歩いて乗り込んだが、脱臼あるいは骨折となれば長期離脱の可能性もある。
先月31日のドーハ合宿中には、U-23イラク代表との練習試合中にMF清武が負傷し、戦線離脱したばかり。帰国後、左腓腹(ひふく)筋挫傷で全治6週間の診断を受け、22日の敵地マレーシア戦出場は絶望的。試合前日には、清武からC大阪のチームメートでもあるMF山口を通じ、電話で「テレビで応援しているから頑張れ」と激励を受けたばかりだった。「キヨクンの分も頑張るからしっかり治して」と仲間を代表してメッセージを伝えていたが、不運は連鎖してしまった。
関塚監督は「立ち上がりから山崎が足元の悪いところでドリブルを仕掛け、相手の右サイドバックをてこずらせていた。そこでもっとしっかりチャンスをつくりたかった」と嘆いた。今遠征で初招集したMF斎藤なども未知数のため、交代枠を1つ残したまま。攻撃的な手をうつ駒不足を露呈していた。シリアと勝ち点で並び、今後は得点を重ねることが五輪切符への必要条件となる。負傷者続出は、1-2の敗戦以上の痛手となった。

