【シンガポール19日=福岡吉央】関塚ジャパン困った…。U-23(23歳以下)日本代表に招集予定だったFW大津祐樹(21=ボルシアMG)がチームに合流できず、22日のロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦(アウェー)に不参加となることが決まった。ボルシアMGにケガ人が出たため。MF清武らケガ人が相次ぐ中、大量得点への切り札として期待されていただけに、関塚ジャパンにとって大きな痛手。チームは急きょ、MF登里享平(21=川崎F)を追加招集した。
ロンドン五輪アジア最終予選C組首位通過を目指す関塚ジャパンに暗雲がたれこめた。招集予定だった唯一の海外組であるFW大津が急きょ、チームに合流できなくなった。
日本協会の霜田技術委員長補佐によると、大津の所属するボルシアMGからシンガポールに連絡が入ったのはこの日午前2時。18日のカイザースラウテルン戦でMFヘルマンが鎖骨を骨折。またチーム内でインフルエンザがはやっており、体調不良の選手も複数いることから、24日のハンブルガーSV戦に大津を起用する可能性があり、招集を断られたという。
大津はカイザースラウテルン戦は出番がなかったが、コンディションに問題はなく、きょう20日にチームに合流する予定だった。
日本協会は今朝になって再度、マレーシア戦で大量得点が必要なチームの現状を説明し、招集を依頼。だが、五輪予選は国際Aマッチではないため、U-23日本代表に大津招集の拘束力はなく、ボルシアMGの答えも変わらなかった。
関塚監督は、この日の練習前にMF登里の招集を選手に伝えた。「しょうがないというか、我々に拘束力はない。影響というよりも、マレーシア戦に向けて、とにかく前に進んでいくしかない」と話した。
U-23日本代表はFW山崎がシリア戦で左腕を骨折。MF清武もシリア戦前に左ふくらはぎを負傷し、MF山田も浦和のキャンプ中に右臀部(でんぶ)を痛めた。攻撃陣に故障者が続出する中、昨年11月のバーレーン戦、シリア戦で得点した大津には、起爆剤として大きな期待が掛かっていただけに、試合3日前の不参加は、関塚ジャパンにとって痛い知らせとなった。
◆ロンドン五輪出場への条件
アジア最終予選各組1位が出場権を獲得する。各組2位の3チームはアジア第4代表を決めるアジアプレーオフ(ベトナム)に進み、セントラル方式のリーグ戦を実施。首位のチームがアフリカ第4代表セネガルと英国で大陸間プレーオフを行い、その勝者が五輪出場権を得る。

