日本協会は12日、Jリーグ契約担当者会議に協会関係者が出席して、ロンドン五輪で24歳以上のオーバーエージ(OA)選手をメンバー選考の候補に入れる方針を各Jクラブに説明した。原博実強化担当技術委員長は「今後、選考していくうちに結果的にOAがゼロということはあり得るけれど、基本はOA枠を使うということ」と話した。

 MF香川真司(23=ドルトムント)、FW宮市亮(19=ボルトン)ら23歳以下(U-23)世代の海外組が所属するクラブに、五輪に招集する可能性があることを告げるレターも発送。6月中旬までに候補を36人に絞り、同下旬の国内合宿を経て7月初旬に五輪メンバー18人とバックアップメンバー4人を発表する予定だ。

 またJ事務局、Jクラブ代表が12日、東京・文京区のJFAハウスに集まり、若手の移籍期限撤廃に関する初会合を開いた。20代前半までの選手に対し、現行の年2回設けられている登録期間(今季は1月6日~3月30日、7月20日~8月17日)以外でも移籍ができるようにする制度を検討。1年かけて協議し、来季からJのローカルルールとして実施する可能性が高い。