日本協会大仁邦弥会長(67)は9日、ロンドン市内で五輪以降のなでしこジャパンについて触れ「女子サッカーの強化に関してはアンダー世代のコーチをしている本田と話している」と言った。佐々木監督はロンドン五輪後に勇退が有力視されており、佐々木監督の後任が注目されている。
現日本協会育成担当の本田美登里氏(47)は現在、19日に開幕するU-20(20歳以下)女子W杯日本大会で、ヤングなでしこのコーチを務めている。これまで、なでしこリーグ岡山湯郷初代監督を務め、MF宮間を指導しなでしこジャパンの主力に育てるなど育成面での実績を持っている。
ロンドン五輪後のなでしこジャパンが目指すのは2015年女子W杯カナダ大会。ロンドン五輪後、長期的に強化を図る上で、現代表と世代別代表の融合は重要な課題になる。本田氏は世代別代表選手の特徴を知り、さらになでしこジャパンのメンバーも熟知している。
大仁会長はかつて、日本協会の女子委員長を務めた経験がある。「なでしこの躍進は低年代から技術力を構築できたことと、Lリーグ(現なでしこリーグ)時代からの地道なクラブごとの強化にあると思う」と分析し、次世代を託す人材として、今後も地道に強化を実行できる指導者を念頭に置いている。
◆本田美登里(ほんだ・みどり)1964年(昭39)11月16日、静岡県清水市(現静岡市清水区)生まれ。小3でサッカーを始め、清水第八中-清水商を経て国士舘大進学。清水第八SCの選手として全日本女子選手権4連覇。その後読売ベレーザ(現日テレ)に移籍し92年に現役引退。日本代表でもDFとして国際Aマッチ43試合出場。01年に岡山湯郷監督就任。07年には日本人女性初のS級ライセンス取得。昨年からはU-20女子代表コーチを務めている。

