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遠藤PK譲ったG大阪ドロー/アジアCL

ゴール前に攻める遠藤(左)とジュニオール(右)だったがペンに阻まれる
ゴール前に攻める遠藤(左)とジュニオール(右)だったがペンに阻まれる

<アジアCL:G大阪1-1河南建業(中国)>◇10日◇1次リーグ◇G組◇万博

 G大阪がホームで格下の河南建業と引き分けた。前半4分に先制を許し大苦戦。同35分には疲労を抱える日本代表のMF遠藤保仁(30)が、珍しくFWルーカス(31)にPK(成功)を譲る場面もあった。G大阪は2分けとなった。

 珍しい光景に、スタンドが静まり返った。1点を追う前半35分。ルーカスがPKを得たが、遠藤は両手を腰に当てたままで、ゴールへ足を向けない。ルーカスが左隅に豪快に決めて同点に追いつくと、ようやく笑みを浮かべた。

 「あの時は(右足甲を)打撲した直後で、足に力が入らなかったので。無理してボクが蹴ることもない」。PKを譲るのは、最近では極めて珍しい。「オグリ(大黒)に天皇杯で譲ったことがありますけど…。あれ以来かな」。04年12月12日の天皇杯横浜FC戦で、大黒(現横浜FC)にPKを蹴らせて以来と明かしたほどだった。

 「コロコロPK」が代名詞になるほど、ほとんどのPKを蹴ってきた。利き足を打撲したとはいえ、代表との掛け持ちで体調が万全でないのは確かだろう。西野監督は「(遠藤の体調が)著しく落ちているとは思わない」と話したが、90分を通じて「らしさ」を感じることができない試合だった。

 チームは格下相手に痛恨の引き分け。西野監督は「先に失点して苦しい展開になった。あれだけ守りを固められると苦しい」と振り返った。ACL&リーグのダブル制覇を狙う今季は、公式戦でまだ勝利がない(2分け2敗)。大黒柱遠藤が本調子ではなく、チームもなかなか波に乗れない状態が続いている。

 [2010年3月11日8時54分 紙面から]


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