鹿島がJ2水戸に敗れ、今季の3冠が消えた。

 3日前のナビスコ杯準決勝第2戦(神戸戦)から先発10人を入れ替え、若手中心で臨んだが120分間ノーゴール。PK戦では2人目のMF遠藤、3人目のFWダビが決めた一方で1人目のMF本山、4人目のMF山村、5人目のMF梅鉢が失敗した。

 優勝4度を誇るクラブが3回戦敗退。初戦の2回戦でJFLソニー仙台にPK戦で敗れた昨年度に続く屈辱となった。

 公式戦では8年ぶり3度目の茨城ダービーで初めて水戸に負けた。石井正忠監督(48)は交代枠を1つ残した采配を悔やみ「サポーターの皆さまに申し訳ない。(交代は)そのまま続けた方が勝ち切れると思った。選手は120分間よく戦ってくれたが、私に勇気がなかった。私の問題」と責任を背負い込んでいた。