磐田MF川辺駿(20)J2清水DF川口尚紀(21)が1日、キャンプ地の鹿児島で、リオデジャネイロ五輪出場への思いを語った。ドーハで行われたアジア最終予選でのU-23(23歳以下)日本代表からは外れたが、ともにチームでスタメンを勝ち取り、リオ五輪代表入りを狙う決意だ。

 川口は新天地から代表復帰を目指す。キャンプ2日目は午前と午後の2部練習に参加。紅白戦では積極的にボールを呼び込み、持ち味の攻撃参加を見せてアピールした。今季、J1新潟からJ2にカテゴリーを下げて加入。その狙いを「自分が成長するために違う環境で勝負したかった。開幕から試合に出ることが目標」と話す。

 昨季は新潟で29試合に出場した。U-23日本代表ではサイドバックとして先発する試合も多々あったが、五輪アジア最終予選の予備登録メンバーから外れた。代表メンバーの活躍は「素直にうれしかった」と言いつつも「本来ならそこに自分がいなければいけなかった」と悔しさもある。

 だが、まだ可能性はある。リオ五輪まであと185日と時間は限られているが、「清水で結果を残し続ければリオは見えてくる。メンバー入りできるような活躍をしたい」。川辺同様に1日1日が勝負になる。【神谷亮磨】