鼠径(そけい)部痛で離脱していたJ2清水MF八反田康平(26)が実戦復帰した。14日に静岡市内で開かれたFC今治との練習試合(45分×2本)に出場。2本目の15分からピッチに立ち、同21分には左サイドを駆け上がったDF梅村豪(清水ユース=2年)にスルーパスを出し、5点目を演出した。30分間の出場で存在感を示し「痛みもない。うまく試合に入れたと思います」と、充実した表情を浮かべた。

 20日ホーム札幌戦への出場に意欲的で「実戦もこなせたし、試合に出たい気持ちは強い。まずは、メンバーに入れるようにアピールしていきたい」と口にした。チームはホームで2試合連続無得点で2分け。頼もしい司令塔の復帰は朗報だ。小林伸二監督(55)は「前を向いてボールに絡むことができていた。これで、1週間(選手選考を)悩むことができる」と評価していた。【前田和哉】