試合後、両軍が乱闘寸前になる一幕があった。終了後、選手たちはあいさつのため、ピッチ中央に集まり出した。その際、浦項の選手がテーピングを芝の上に投げ捨てたのを、GK西川が見とがめた。

 「スタジアムには子どもも見に来ているし、自分にも子どもがいる。許されてはいけない。勝てなくて悔しかったのは分かるけど、ちゃんと持ち帰れと言いたかった」

 ごみを拾って、相手選手に持ち帰るようにうながしたが、これをきっかけに両軍選手がもみ合いになった。西川は「一流選手ほど、そういうことはしないと思う。森脇選手もフェアプレー、フェアプレーと叫んでいたけど、自分たちはみんなに恥じないプレーをしていたいと思います」と話した。