死闘の末、川崎Fが3大会ぶりの8強進出を果たし、昨年度準優勝の浦和が4回戦で姿を消した。

 前半はアウェーの浦和が好機を多く作り、攻め立てた。8分にMF武藤が強烈ミドルを放ち、続く9分には右サイドを崩してFW興梠がシュート。しかし、川崎FのGKチョン・ソンリョンの好守に遭い先制点は奪えず。一方の川崎Fも、前半ロスタイムにMF三好がシュートを打つがネットは揺れず。スコアレスで折り返した。

 後半26分に試合が動く。浦和FW興梠が、ゴール前でロングパスを受けるとドリブルでGKを振り切り先取点を流し込む。だが同41分。川崎FのFW大久保がPKを決め、試合を振り出しに戻した。しかし、終了間際の同43分に浦和がオウンゴールで再びリード。それでも食らい付いた川崎Fは、後半ロスタイム1分にFW森本の一撃で2-2とし、延長戦に突入した。

 延長前半7分に浦和がゴール。カウンターからMF青木が決め3-2。それでも延長後半11分に川崎FがDFエドゥアルド・ネットのヘディング弾で3-3に追いついた。

 そしてPK戦に突入。浦和2人目を川崎FのGKチョン・ソンリョンが阻止。4人連続で成功した川崎Fが4-1で勝利した。