クラブW杯にJリーグ王者として開催国代表で初出場している鹿島が9日、1回戦のオセアニア代表オークランド(ニュージーランド)戦から一夜明け、宿舎で調整した先発組を除き、横浜市内で午前練習を行った。

 同大会クラブ初得点となる同点弾を決めたFW赤崎秀平(25)は7対7のミニゲームなどで調整。アフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と4強進出を懸けて戦う準々決勝(吹田S)に向け「次は(新婚の)妻も見に来てくれるので、次こそはヒーローになりたい」と意気込んだ。チームの最低目標はアジア勢初の決勝進出。「負ける試合で点を取っても意味がない。チームが勝てるように、得点を積み重ねていきたい」と話した。

 また、決勝ゴールを決めてヒーローとなったエースFW金崎夢生(27)は、左足首捻挫の状態も加味して完全別メニュー調整だった。決勝弾への祝福の連絡なども「(Jリーグの時と)そんなに変わらない」と冷静。左足首をアイシングするために用意した、氷水の入った容器を手にしながら「(足首より)口内炎の方が痛いなあ」とつぶやき、バスに乗り込んだ。

 午後には、チーム全体で大阪入りした。【鎌田直秀】