川崎フロンターレが11日、神奈川・川崎市内で12日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の広州恒大(中国)戦に向け調整を行った。鬼木達監督(42)とDF谷口彰悟(25)が公式会見に臨み、指揮官は「守備的に戦うつもりはない」と攻撃スタイルの徹底をを宣言し「ホームなので勝ち点3を」と必勝を掲げた。谷口も「アウェーでは引き分けたので、ホームでしっかり勝ち点3を取りたい。セットプレーからの得点は今のチームの武器になっている。自分も狙っていきたい」と話した。

 けが人続出の苦しい台所事情だが、8日の甲府戦で負傷退場したGKチョン・ソンリョン(32)は右目の腫れが引き、試合出場は可能な状態。10日に左ふくらはぎの張りで練習を回避したエースFW小林悠(29)も練習に復帰し、小林は「大丈夫」と復活をアピールした。ACLは3試合を終え、川崎Fは首位の広州恒大に勝ち点2差の3位につける。残り3試合は負けられない戦いになる。小林は「グループリーグ突破の上では大事な一戦。フィニッシュは迫力を持って自信を持って臨みたい」と準備にぬかりはなかった。