浦和のフォルカー・フィンケ監督(62)が試合の立ち上がりを重視した。8日に横浜を埼玉スタジアムに迎え撃つが、5日の名古屋戦では開始15分までに5本のコーナーキックを与え、さらには先制点も献上。フィンケ監督は「2、3人の選手がゲームに良い形で入れなかった。瞬発力が足りず相手に対応できていなかった」と位置取りや守備できちんと動けていなかったと分析した。さらに「選手は自動販売機ではない。お金を入れてボタンを押せば『優れたパフォーマンス』という缶が出てくるわけではないから、選手それぞれにきちんと要求しなくてはならない」と話した。

 フィンケ監督は「もともと技術のあるチームが、中村俊輔加入でレベルの高いサッカーをするようになった。セットプレーに注意」と横浜の印象を語った。それでも「相手に合わせるのではなく、自分たちのプレーをする」と話した。