Jリーグが29日、都内のJFAハウスで臨時理事会を開き、今季JFL優勝の鳥取の来季J2加入を承認した。鳥取は11年シーズンからのJ2入会を申請していた準加盟クラブで、JFL4位以内の入会条件などをクリアした。同様に申請していた松本山雅はリーグ7位で、来季の入会を見送られた。大東和美チェアマン(62)は「鳥取は3年間かけて準備をしてきた。行政と地元企業も協力し、コンパクトながら地域に根ざしたクラブになると思う。夢や希望を育てる意欲がある」と期待した。

 またこの日の臨時理事会では、今季J2で3位以内が確定した柏、甲府、福岡の来季J1昇格についても審議。柏については債務超過の解消のめどが立ったと判断。福岡も新規スポンサーの獲得などで経営力アップが期待されるとし、全会一致で承認した。