昨季限りで現役を引退し、J3鳥取のゼネラルマネジャー(GM)に就任した1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会代表FWの岡野雅行氏(41)が16日、鳥取市内で記者会見に臨み「幸せ者だった。感謝の言葉しかない」と、浦和から始まった選手生活20年を総括した。

 「野人」の愛称で親しまれた快足選手は一番の思い出に、97年のイラン戦で日本を初のW杯に導いたゴールを挙げ「(その前に好機を逃して)恐怖だったし、初めてサッカーを辞めたいと思った。決めた時は頭が真っ白だった」と笑顔で振り返った。

 岡野GMから招かれて鳥取の指揮を執ることになった、G大阪前監督の松波正信新監督(39)は「1年でJ2に戻る。攻撃的なサッカーをしていく」と方針を掲げた。