左くるぶしの骨折の疑いで長期離脱していたG大阪の元日本代表DF加地亮(31)が、故障後初めて実戦練習をこなした。10月31日、大阪・万博練習場での実戦メニューに加わった。

 10月2日浦和戦で負傷し「左陳旧性脛骨(けいこつ)内果先端骨折後再骨折の疑い」と診断されていた。ようやく復帰間近となり、最速で11月3日のリーグ鹿島戦(万博)でベンチ入りする可能性がある。西野監督は鹿島戦での起用について「(実戦後の)リバウンドがなければ」としながらも「現実的には難しいでしょうね。ブランクもあるし。強引に入れたとしても、どうか」と慎重だ。

 それでも05年以来のリーグ制覇へ、ベテランの力は欠かせない。加地は「まだ痛みがあるので、完全ではないですけれど。やりながらですね。監督がどう考えているかは分からないですけれど、少しでも鹿島戦にもっていけるようにしたい」と前向きに話した。