大宮は14日、さいたま市内のグラウンドで練習を行った。DFの渡部、片岡、今井と負傷者が続出しているが、DF菊地光将主将(28)が復帰する可能性が高くなった。7月27日徳島戦の試合中に左肋骨(ろっこつ)を骨折し療養していたが、今週は紅白戦に参加するなど、新潟戦(16日、デンカ)復帰にメドを立てた。

 菊地は「大丈夫です。(骨は)くっついているので。プロテクターなどをつける必要もない」と宣言した。再開後5戦し17位と低迷するチーム状態と、回復状況にメドが立ったのと、復帰する理由は「どっちも」と言う。2試合をピッチ外から見て「内容は悪くないし、いい流れの時にセットプレーなどから失点している。とくにセットプレーを自分自身、意識していきたい」と語った。

 大熊監督は「痛いのは痛いはず。それでも『指示があれば行きます』と言ってくれている。存在感はあるし、メンタルを含めて頼りにしている。今は内容よりも勝ち点3だから」と菊地の起用を示唆した。