名古屋は22日、愛知・豊田市内のグラウンドで柏戦(23日、豊田ス)に向けて非公開練習を行い、戦術的な動きを確認しながら調整した模様だ。

 チームはリーグ戦の対G大阪、天皇杯のJ2京都戦と公式戦2連勝し、勢いがついてきた。今節戦う柏について名古屋西野朗監督(59)は「柏のチーム状況は安定していていい。自分たちのコントロール下で試合を進めることは難しい」と警戒し「(前2試合は)ディフェンスの意識を持ってやれた結果で勝てた。そのイメージを持った上で戦いたい」と話した。

 ネルシーニョ監督との衝突で柏から移籍してきたMFレアンドロ・ドミンゲス(30)についても「向こうに行くわけではなく、迎えうつ形なので、モチベーションが素直に出る中でやれるのではないか」と何も心配していない。

 同じく新潟から移籍してきたFW川又堅碁(24)には「FWの選手なので、自分がシュートできるスペースに入っていくスタイルを大事にして欲しい。それを制限するつもりはない。ポジションが変わったとしても最終的な目標はゴールだ」と、G大阪戦と同様に右サイドでの途中出場を示唆した。

 現在リーグ6位と好調の柏が相手だが、堅守速攻を組み合わせ連勝、そして今季豊田スタジアムでのリーグ戦初勝利を狙いたい。