<J2:C大阪3-1草津>◇第13節◇10日◇正田ス
岡田さん、ボクはめちゃくちゃ元気です-。19歳の日本代表候補のC大阪MF香川真司が、絶妙の先制アシストを決めた。前半4分、FW小松の先制ゴールを左クロスで演出。視察した日本代表の大熊清コーチ(43)に、ほとばしる才能を見せつけた。3季ぶりのJ1復帰を目指すC大阪の司令塔は日本代表と五輪代表でのフル回転に向けて準備OKだ。C大阪は3-1で3連勝を飾り、暫定2位に浮上。首位広島に勝ち点1差と迫った。
平成生まれのファンタジスタが華麗に舞った。前半4分だ。香川が草津ゴール前にドリブルで切れ込んだ。慌てる相手DF2人を19歳の司令塔は左に流れてかわし、FW小松にふわりとドンピシャの左クロス。先制ゴールを呼び込んだ。
日本代表の大熊コーチの目前で結果を出した。「J2の試合に(大熊コーチが)わざわざ見に来てもらえるのはうれしいかぎり。今のプレーを続けていきたい」と意欲を語った。
19歳にして主力の自覚が芽生えてきた。昨季までは先輩への遠慮があったが今季は「チームのために何でも主張する」と考えを変えた。試合ごとにハーフタイムで「こういう風に守ってほしい」とDF前田主将に要求する。今週の練習中にはレビークルピ監督に「もっとボランチにも攻め上がってほしい。前線の3人だけで相手の守備を崩すのは難しい」と直訴した。
11日の母の日を前に、神戸市内の自宅でテレビ観戦した母広美さん(47)にベストパフォーマンスというプレゼントを贈った。だが、満足していない。「もっとゴールを決めたい。シュートをもっと練習したい」-。岡田ジャパンへ、反町ジャパンへ。引く手あまたの才能は今後A代表として24~27日のキリン杯に出場、U-23代表には、キリン杯と日程が重なるトゥーロン国際後に合流する可能性がある。C大阪のJ1復帰、北京五輪出場、そして日本代表定着。3つの目標を掲げ、香川は08年を全力で駆け抜ける。【奈島宏樹】



