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中田氏フル出場も「不満」/親善試合

後半、シュートを放つ中田英寿氏
後半、シュートを放つ中田英寿氏

<親善試合:JAPAN STARS2-2WORLD STARS>◇7日◇日産ス

 06年W杯ドイツ大会後に引退した元日本代表MF中田英寿氏(31)が、現役時代と変わらぬプレーへのこだわりを見せた。7日に地球環境問題などの啓発イベントとして自ら提唱した親善試合「+1フットボールマッチ」を神奈川・日産スタジアムで開催。6万3143人の大観衆の大観衆を集めてイベントは成功したが、「JAPAN STARS」の主将としてフル出場した自らのプレーには「不満」を漏らし、「選手」としてのこだわりは消えていなかった。

 「ヒデ」は自身のプレーに納得していなかった。自ら提唱したイベントに5日前の日本対オマーン戦を1万6379人上回る大観衆を動員。中田氏は「本当にたくさんの観客に入っていただいた」と成功を喜ぶ一方で、「正直、もう少しいいプレーができるかなあ、沸かせるプレーができるかなあと思っていた。その点では物足りない試合になった」と振り返った。

 国内で大観衆を前にプレーするのは05年11月16日の日本代表親善試合アンゴラ戦以来934日ぶり。前半39分にはゴールの起点となる好パスを出したが、同17分にはディフェンス背後へ飛び出したFW大黒へのパスが遅れ、オフサイドを取られるシーンもあった。さらに2-2で迎えた後半終了間際には右足ボレーシュートをミスし、結局シュート4本で無得点。「サポーターへの手応え? まだ足りなかったのでは」と引退から2年経ってもプレーへのこだわりは現役時代と変わらなかった。

 この日に向け専属トレーナーをつけ、J2湘南の練習などにも参加してトレーニングも行ってきた。WORLD STARSのMFダビッツが「彼の出来は良かったと思う」と話せば、釜本邦茂監督(日本協会副会長)も「ファンも、彼の力は十分通用すると思ったのでは。年齢的に老けこむ年じゃない。フィジカル、スタミナ面をやれば世界のどこででもできる」と現役復帰を勧めた。

 中田氏は「今回の1回で終わらせることは考えてない。具体的に何かは言えないが何かをやっていきたい」と話した。今後もサッカーを通じて、社会にいろんな事を働きかけていくつもりだ。

 [2008年6月8日9時20分 紙面から]


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