東京FW平山プロ初ハット/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:東京4-2東京V>◇予選リーグB組◇8日◇国立
東京FW平山相太(23)が、プロ入り後初のハットトリックを決め、チームを2年連続準々決勝進出に導いた。東京Vとのダービー戦で先発フル出場し、前半43分に同点のヘディングシュート。後半1分に勝ち越し点を奪うと、同31分にも右CKを頭でたたき込んだ。8月の北京五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表から落選直後の大活躍だった。各組1位と東京、大分の各組2位の上位2つが予選を突破。準々決勝は予選免除の鹿島とG大阪を加え、7月2日と8月6日に行われる。
北京への道が閉ざされようと、意地を見せたかった。6日に23歳の誕生日を迎えた平山は「自分らしく、悔いのないように」とピッチに立った。前半43分に得意の頭で右CKを押し込むと、後半開始直後にはゴール前に駆け込み、味方の折り返しに右足で合わせた。同31分にも右CKを頭で突き刺し3得点。両腕を翼のように広げ、再起への思いを表現した。
12日の親善試合カメルーン戦メンバーから外れ、2大会連続の五輪出場は絶望的となった。この日の平山の活躍を伝え聞いても、U-23代表反町監督は「たった1試合で評価するほど甘くない」と評価は変わらず。代表復帰を願うサポーター席から「平山ニッポン」「反町くそったれ」のコールも沸き起こったが、平山は「(落選は)予想していました。多くの方が応援してくれているし、頑張るしかないです」と話した。
最近の3試合のポジションは「トップ下」。味方のパスを引き出し、相手DFの裏に抜き出る動きが増え「周りのサポートも多く、自分を生かしてもらっている」という。代表でも同僚だったMF梶山が「動きがいいし、パスを出しやすくなった」と話すように、単独勝負にこだわり、攻撃のリズムを崩してしまう「欠点」を是正しつつある。夢は最後の最後まであきらめない。決意を3発に込めた。【山下健二郎】
[2008年6月9日8時33分 紙面から]
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