<J2:広島4-0山形>◇第35節◇14日◇NDスタ

 不敗記録が完敗で途絶えた。2位山形が首位広島に0-4で敗れ、7月12日水戸戦以来8試合ぶり、約2カ月ぶりの黒星を喫した。先月下旬に獲得したFW馬場憂太(24)を初先発させたが広島の堅守を崩せず、守備陣も崩れ約5年半ぶりの4点差以上の大敗。J1自動昇格圏の2位は変わらず、次節C大阪戦に向けて再スタートを切る。

 DFレオナルドがボールを地面に投げ付ける。GK清水はゴールポストをたたく。大量失点に守備陣は怒りに耐えるしかなかった。最近7試合で3失点の堅守に、ほころびが生じた。DF石川は「点を奪おうとして前掛かりになってミスしてやられた。よくある失点パターン」と振り返った。

 前線に起点をつくる狙いで、キープ力のある馬場を先発起用。だが広島守備陣にパスを寸断され何度もカウンター攻撃を食らった。後半13分に豊田と代え長谷川との長身2トップで反撃したがゴールは遠かった。今季1勝1敗で迎えた最後の上位対決は、03年4月9日の川崎F戦(1-5)以来の4点差完敗でジ・エンド。小林監督は「今まで戦ってきたJ2チームとは違った。中盤の球際で負けていた」と敗因を話した。

 勝負の最終クールは今月がヤマ場。C大阪、鳥栖との上位対決を乗り切れば、10月以降は下位との対戦が多く2位キープの可能性はグッと広がる。3位湘南に勝ち点3差と詰められたが他チームの動向など関係ない。MF宮沢主将は「落ち込んでいる暇はない。上を向いて戦っていくだけ」と力を込めた。大敗をバネに残り9試合に全力を注ぐ。【柴田寛人】