日本代表の大分GK西川周作(22)が、20日の東京V戦(味スタ)の出場を回避する可能性が出てきた。14日、クラブハウスで13日の浦和戦で痛めた左ひざにアイシングを受けたが「内出血も腫れもないが『思ったより軽くはない』といった感じ」と、一夜明けの状態に不安を隠せなかった。

 試合後には打撲とみられていたが、後十字じん帯損傷の古傷を抱える患部だけに、クラブも慎重に対応する。この日受診予定だった精密検査は、16日にあらためて受ける。「大きな問題はなさそうだが、以前に手術をした左足なので、本人も少し気になっているようだ。東京V戦の起用は診断結果を待って判断をする」と、シャムスカ監督も経過を慎重に見守る構えだ。

 また、右ひざ前十字じん帯損傷で離脱していたMF家長昭博(22)の復帰も10月にずれ込みそうだ。この日、3度目の実戦テストとなる練習試合しまなみFC戦(30分ハーフ)にフル出場。司令塔だけでなく、左サイドMFでもプレーしたが「今は体を試合に慣れさせることが最優先。60分出場したが、体力的な部分は実際の試合でやってみないと分からない」と家長。シャムスカ監督も「28日のサテライト戦に、もう1度出場させることも考えている」と、9月中の戦列復帰には厳しい見方だった。