<J1:清水1-0東京V>◇第26節◇23日◇日本平

 清水は途中出場のFW原一樹(23)がホーム通算450得点目となるゴールを決め、1-0で東京Vに勝利した。これで今季初のリーグ戦3連勝で、順位も今季最上位の暫定8位に浮上。清水が、いよいよ波に乗ってきた。

 応援歌が心地よかった。後半33分。MF山本真の右CKに原が無我夢中で飛び込んだ。「一生懸命だったので覚えていない。ゴールに入ってくれって気持ちを出して打った」。思いの込もったシュートはゴール右隅へ。今季初の3連勝に導く一発に「出て点が取れてよかった」と笑った。

 サポーターの気持ちに応えたかった。8月17日の横浜戦から、応援歌が歌われるようになった。「は~ら

 か~ずき~

 メウアモ~レ~(おれは愛している)」。得点時の感謝と、清水のエースとして長く君臨してほしいという願いが込められた応援歌。耳にするたび「早く決めて聞きたい」と気合を入れていた。

 ここ2試合は出番がなかったが、母の「チャンスは来るから出たらつかもうよ」という言葉にも励まされた。「家族、親せき、みんなが応援してくれて励みになった。サポーターも背中を押してくれる。力になった」。後半28分、応援歌に包まれてピッチへ。「アップから体が軽かった。いけるなと思いました」。その5分後に決勝弾を決めた。「応援歌が流れるとすぐ乗っちゃう。やってやろうって気になりました」。ゴール後に感謝を込めて熱唱するサポーターをはじめ支えてくれたすべての人に、原は手をたたいて感謝した。

 ホーム450得点目の記録もついた。リーグ戦通算800得点時はオウンゴールに訂正され“幻”になっていた。それだけに「おいしいですね」と言いつつ「勝ったことが一番。出た時に100%を出して勝利に貢献しようと思っている。連勝してきたい」。チームの勝利のため、サポーターのため、原はゴールでスタジアムに応援歌を響かせていく。【浜本卓也】