落とし穴にはまるのは、もうゴメン!
FW平瀬智行(31)らJ2仙台の選手らが26日、6年ぶりの5連勝がかかる28日の水戸戦へ警戒を強めた。今季、何度も煮え湯を飲まされた下位相手の取りこぼしが“トラウマ”になっている?
現在4連勝中で3位、水戸とは26戦無敗(19勝7分け)、しかもホーム試合。勝てば6年ぶりの5連勝でJ1自動昇格圏内の2位浮上、と景気のいい話がチラつく一戦を前に、引き締めに躍起になった。
4連勝で取り戻した自信が、練習場に満ちていた。この日も緊張感ある紅白戦で、主将の梁を筆頭に、あちこちから大声が飛び交った。勝ち点1差で追う2位山形が今節試合がなく、勝てば5月18日以来の2位浮上。4連勝の勢いと“お得意さん”の水戸が相手ならば勝って当たり前-。だが選手の考えは違った。
「水戸はやりにくい」。平瀬が本音をもらした。なぜ苦手意識があるのか-。平瀬は「水戸はガムシャラに来る。愛媛もそうだけど勢いづくとやっかい。今年2試合とも3失点してるし(仙台は)連勝しててスキも出やすい。気を抜くとヤバイ」と警戒。MF斉藤は「この時期、目的(昇格)がなくても、来季の契約を考えて個人のモチベーションが高い。要注意です」と平瀬とは別の理由で、水戸を警戒する。
今季下位(現時点で8位以下)との勝率は4割5分(9勝9分け2敗)で、上位対決(同7位以上)の勝率4割2分9厘を、わずかに上回る程度。取りこぼした数々のトラウマを振り払うように、平瀬が言った。「勢いをやらないように、序盤から主導権を握りっぱなしでいく。引き分けでもダメ。勝つしかない」。4連勝の勢いの中に、警戒心も潜ませながら、水戸をのみ込む。【山崎安昭】



