悲願のリーグ制覇を目指す名古屋は19日、アウェー日産スで横浜と対戦する。日本代表の活動により2週間ぶりのリーグ再開戦。混戦模様の首位争いを抜け出すためには、下位横浜からは確実に勝ち点3を奪いたいところ。みっちり準備を進めてきたドラガン・ストイコビッチ監督(43)は14日、愛知・豊田市内での練習後「最後の6試合に向け、エンジンはしっかり調整したし、ガソリンも満タンだ」と、力強い言葉で自信を示した。

 ピクシーがエネルギッシュに動いた。横浜戦を控えた最終調整。通常のメニューを終えると、自身がキッカーを務め、攻守に渡ってセットプレーの確認を入念に行った。さらに小川、花井の両MFとFW玉田にFKを身ぶり手ぶりを交えての熱血指導。こう蹴るんだ!とばかりに実演まで行い、最後には玉田に指示を与えた。

 入念な準備を終えて会見に臨んだ指揮官の表情は自信に満ちていた。

 ストイコビッチ監督

 代表の試合によるこの中断期間はとてもハードに、一生懸命練習し、よい準備ができた。最後の6試合に向けてまた新しいスタートを迎える。エンジンはしっかり調整したし、ガソリンも満タンだ。

 言葉からはハンドルを握れば、いまにも急発進して突っ走りそうな勢いを感じさせた。

 現時点で2位にはいるものの、ここ3試合未勝利(2分け1敗)と足踏み状態が続いている。中断期間のこの2週間は、2度の2部練習と2カ月ぶりとなる主力の練習試合も組み込んだ。MF藤田の故障という誤算はあったが、かなりハードなメニューで選手を追い込み、もう1度チームを引き締めた。

 勝負どころを迎え、MFマギヌンが故障離脱しMF中村も累積警告により横浜戦から2試合出場停止と台所事情は苦しい。だが、前節5日東京V戦(瑞穂陸)を前に「タイトルレース」と就任以来初めて優勝争いに言及した同監督は、この日も「順位を維持するために、戦術を信じベストを尽くさなければ」と言い切った。この日勝った首位鹿島に食らい付くためにも、エンジン全開で勝ち点3に向けてひた走る。【八反誠】