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闘莉王が中傷サポーターを自ら説得

フェンス越しにサポーターと話し合うDF闘莉王。手前はエンゲルス監督
フェンス越しにサポーターと話し合うDF闘莉王。手前はエンゲルス監督

 浦和DF闘莉王が涙の敗戦から一夜明けた19日、異例の「青空折衝」で怒るサポーターを説得した。この日、練習場のフェンスにサポーター約10人が掲げた横断幕が発端だった。エンゲルス監督を中傷する言葉が並んでいた。これを見た闘莉王は練習を中断。フェンス越しに「こういうときこそサポーターが力になってくれないと!」と訴えた。その後も約15分間にわたり、身ぶり手ぶりで説得を続けた。

 19日の神戸戦で0-1で惜敗した。2カ月もホーム勝利から遠ざかり、首位鹿島と勝ち点差6まで開いた。失望したサポーターの罵声(ばせい)を浴びて、闘莉王は号泣した。責任を感じる一方で、サポーターの応援なしに再浮上できないことも分かっていた。この日は「もう1回強い浦和にしよう。死ぬ気でやる。おれが選手の代表として約束する」と真剣な顔で話して、集まったサポーターの怒りを鎮めた。

 練習前の緊急ミーティングでは、エンゲルス監督が約30分間かけて「もう1度やり直そう」と選手だけではなく、スタッフにも声をかけた。チーム一丸で苦境を乗り切ることを強調した。練習後、闘莉王は約100人に膨れあがったサポーターのもとに再び歩み寄り、サインや記念撮影などのファンサービスを行った。「見ている限りでは5月以来じゃないか」とクラブ関係者。危機的状況を選手、クラブ、サポーターが一丸となって打破する。【栗田成芳】

 [2008年10月20日9時7分 紙面から]


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