チーム内競争が、初タイトルへと導く。ナビスコ杯決勝(11月1日・国立)に向けた大分の先発争いが29日、激化した。約20分ハーフの紅白戦形式の練習で、ウェズレイと2トップを組むFWと、出場停止のMF鈴木に代わる左MFで選手が2人ずつテストされた。「どちらかにするかは(試合前日の)練習をすべて終えてから決めたい」とシャムスカ監督。選手のさらなるアピールを求めた。

 初タイトルをかけた一戦だからなのか。これまでリーグ、ナビスコ杯での先発争いでは、候補1番手の練習時間を長くしてきた指揮官が、ハーフ1本ずつ同じ時間で2人を試した。FWではリーグ戦9試合連続先発中の森島を後に回し、完全復活が待たれる高松主将を1本目で起用。「ポジションがかぶる選手と勝負してもらいたい」とハイレベルの先発争いをあおった。

 今季両足首の故障に苦しんだ高松は「頭(試合開始)からいけるようにいつも準備している」と先発出場に意欲。対する森島も「もっとシュートを狙っていきたい」と、自らに課題を課した。左MFでも藤田と小林亮が先発の座を争うモチベーションが、周りの選手の闘志もグッと高める効果を発揮していた。【村田義治】