<ナビスコ杯:大分2-0清水>◇決勝◇1日◇東京・国立競技場◇4万4723人
MF金崎夢生(むう=19)が2アシストでチームに初の栄冠をもたらした。後半23分に浮き球、同44分にはグラウンダーで右サイドからアシスト。先制弾の高松がMVPを獲得すると「大樹さんで良かった。けがが多く苦しんだと思うんで」と、自分のことのように喜んだ。試合後の「炭酸水かけ」は、未成年の金崎を配慮してのもので「寒い。風邪ひくかと思った」と笑った。
決勝前日には、23歳以下の選手から選ばれる「ニューヒーロー賞」を獲得したばかりで、その称号にふさわしい働きだった。この日のため、特例でU-19アジア選手権を免除された。ともにA代表候補に選ばれながら、U-19代表入りしたC大阪MF香川と比較され、特別扱いという声も出た。その香川に「そっちで頑張れ」と励まされ、重圧をはね返した。
前夜のU-19代表の勝利を携帯電話で確認し、迷いがなくなっての2アシストでもあった。「どっちでも自分のプレーをするだけだったけど、負ければ中途半端。勝って良かった」。2年目の今季は、A代表入りや日韓オールスター戦出場と大舞台を経験し、タイトルまで取った。「緊張するかと思ったが、試合のことだけに集中して、いつも以上のプレーができた」。ハートも強い。大分にとっても、日本サッカー界にとっても、その勝負強さは頼もしい。【村上幸将】



