約4カ月ぶりの「“実戦”復帰」となった。7月27日の大宮戦で左足首を骨折してリハビリを続けていた、J1清水のMF藤本淳吾(24)が、2日の練習で9対9のゲーム形式の練習に合流した。約15分間、感覚を確かめるようにプレーした。練習後「よくはなっている。インステップキックも痛くないし、だいぶ回復してきてます」と笑顔を見せたが、「ここまでへたになったか…」とポツリとつぶやいた。

 11月中旬から、パス練習やシュート練習には部分合流していたが患部への影響を考慮し、ゲーム形式の練習は回避していた。「やっとここまできたって感じです」としみじみ話した。来年1月に除去手術をする予定だが、左足首にはプレートが入っている状態だ。「接触プレーとかに怖さはある。だけど、みんなと一緒に最後までできたのはうれしかった」と話した。清水のナンバー10が、「完全復帰」に向け大きな1歩を踏み出した。【為田聡史】