大分が、今季途中に期限付き移籍で加入した「デカモリシ」ことFW森島康仁(21)を完全移籍で獲得する方針であることが3日、分かった。当初は移籍元のC大阪に期限付き移籍延長を打診していたが、今後は移籍金など完全移籍に向けて調整を進めるという。現在、ほかの複数のJ1クラブも森島獲得に興味を示している。

 北京五輪日本代表候補だった森島は、7月中旬に大分に加入。故障を抱えていたFW高松に代わって先発の座をつかんだ後、リーグ戦14試合で2得点。10月には初めて日本代表に選出され、大分への期限付き移籍を飛躍につなげた。左右両足から繰り出すパワフルなシュートやポストプレーなど、シャムスカ監督の評価も高い。

 高松の復帰後、先発出場から遠ざかっている森島だが、先月30日に参加したイベントではサポーターの前で「来年も大分にいます」と大分への愛着を示しており、今後の交渉が注目される。