わずか1年でJ2へ再降格した東京Vが8日、高木琢也コーチ(41)へ来季の監督就任を要請した。東京・稲城市のクラブハウスで萩原会長らが臨時編成会議を開き、柱谷哲二監督(44)の退任を決定。さらに新監督について協議する過程で高木コーチや川勝良一氏(50)らOBの名前が数人挙がった。その中で、06年に横浜FC監督としてJ1昇格を果たした実績があり、現コーチとしてチーム事情も把握している高木コーチに一本化した。

 萩原会長は「柱谷監督は契約満了ということ。高木コーチは、必ずしも強くなかった横浜FCを昇格させた手腕は大したもの」と理由を説明した。即答を避けた高木コーチは「現時点では五分五分」と話した。「トップとして自分という人間がふさわしいのかどうか。さらにクラブとしてもJ1に戻す熱いものがないといけない」。今後も練習後にクラブ側と会話しながら、今週中に結論を出すことになりそうだ。

 今後の方針について、萩原会長は「1年でJ1へ戻したい」と話す一方で「大幅な補強はあまり考えられない」と語っている。経営が厳しく、経営パートナーを探している最中でもあり、先行きが見えない部分が多い。名門復活へ、険しい道のりが始まった。