浦和が、大物補強を一時「凍結」する。8日、信藤健仁チーム・ダイレクター(TD)が欧州から帰国。今オフの戦力補強について「日本のトップレベルの選手を集めてもいいチームになるとは限らない。大物を取るよりも、グループワークが大事」とリストアップしていた補強プランを白紙に戻し、現有戦力の強化を最優先する方針を明かした。

 清水へ移籍したFW永井や戦力外となった岡野らの穴は大きいが、ユース4選手がトップ昇格。昨年11月から2カ月限定でエンゲルス前監督の補佐役を担ったオーストリアU-19ヘッドコーチのモラス雅輝氏を、同国協会の了承を得てトップチームのコーチとして契約することも決定した。