浦和のフォルカー・フィンケ監督(60)が、新チーム始動日に、いきなりこわもてな面を見せた。12日、海外移籍を希望しているMF相馬崇人(27)の退団がクラブから発表された。さいたま市内で、約1時間20分ほど練習の指揮を執った同監督は「何としてでも残らせる選手だとは思っていない」と話した。
相馬は昨季リーグ戦27試合に出場した主力選手で、クラブは慰留に努めていた。しかし、同監督は「(相馬が)違う方向に進むのは受け入れないといけないし、それほど大きな問題とは考えていない。クラブは選手に対し、ある一定以上のオファーは出せないもの」と言い切った。
8日には信藤健仁チームダイレクターが「(補強で)大物を取るよりも、グループワークが大事」と、一体感重視を強調した。FW田中達をはじめ、将来的に海外移籍を狙っている選手が、チーム内には複数いる。一緒に戦う選手にチームへの「忠誠心」を求め、フィンケ監督はあえて厳しい言葉を用いたようだ。
この日、練習の合間に選手を呼び集めて訓示を行ったが、内容については「かんこう令」を敷いた。「4つの目で話し合ったことは、他の人が知ることはない」。ドイツのことわざを用い、情報管理の徹底も打ち出している。厳格さが今年の浦和のキーワードになりそうだ。



