期待の新戦力たちが「一発回答」ラッシュだ。J1山形は7日、長崎・島原市営陸上競技場で国見、島原U-17(17歳以下)選抜と今季初の対外試合(各30分×2本)を行い6-0、7-1で快勝した。国見戦でMF金秉析(23)が「09年チーム初得点」を含む2得点をマークすると、MF古橋達弥(28)も1ゴール。島原U-17選抜戦では、DF小林亮(26)が2得点と結果を出した。新加入選手のアピールに、小林監督も満足そうだった。
相手に合わせる必要なんてない!
そんな気迫をスピード感あふれる「新生モンテディオ」が発しまくった。前半11分、右サイドを駆け上がる金に、背後から速いボールが入る。ボールを収め、すぐにゴールへ向かってドリブルし、ペナルティーエリアのやや外から右足でゴール。記念すべき「チームJ1初得点」の感想を口に出そうにも、韓国人助っ人には通訳がいない。ただ笑顔から喜びが伝わった。
日本語を話せず練習場では「借りてきた猫」の金。だが、いざ実戦では別人になった。仲間の名前を遠慮なく大声で連呼し、ボールを要求し続けた。右サイドと、ボランチの適性を試した小林監督は「金は動きがダイナミックだし、3列目からでも(前線に)飛び出せる」とニンマリだ。
外国人助っ人の活躍に触発されてか、日本人の新戦力も黙っていない。昨季までは少なかったショートパスで相手を崩し、最後は中央で古橋がフィニッシュ。「(連係は)順調です。もっと高めますよ」と涼しい顔だ。2戦目では、フィールドプレーヤーで今季唯一、J1クラブから加入した小林がゴール。最終ラインから一気に前線へ顔を出す「自分のスタイル」(小林)で、アピール成功だ。
新戦力について「特徴を出してくれて、能力を見ることができた。動きの幅が広い選手たちが入ってきました」と指揮官。攻撃の幅を広げられる手応えを、小林監督は確実につかんだ。【山崎安昭】



