<J1:神戸3-1G大阪>◇第7節◇26日◇ホムスタ

 ACL決勝トーナメント進出を決めているG大阪は1-3で神戸に敗れた。

 G大阪にとって後半の無得点は今季初めてだった。試合終了間際に与えた、致命的なPKも相手のスピードに守備陣の足がついていかなかった。前半の内容がよかっただけに、後半の失速が目立った。

 ACL直後のリーグ戦はこれで3連敗だ。特に今回のインドネシア遠征は暑さと移動時間が長かった。西野朗監督(54)は「疲れがあるのかなという感じ」。MF橋本は「僕を含め、パス回しでミスが出るとリズムが悪くなる。疲労があるのかもしれない」と話した。

 未知のチームばかりのACLでは4連勝の快進撃を続ける一方、リーグ戦では振るわない。この試合では高い位置の守備ラインの裏を突かれて先制点を許し、司令塔の遠藤をマンツーマンのマークで封じられると展開力が落ちた。G大阪が弱点を突かれ、それを打破できていない現状がある。MF遠藤は「単純に力がなかったことを反省したい。危機感を持って、やっていきたい」と苦悩の表情だった。