<J1:磐田2-1川崎F>◇第22節◇19日◇ヤマハ

 J1磐田が川崎Fに2-1で勝ち、リーグ通算300勝を飾った。前半にFW前田遼一(27)の2ゴールでリードすると、後半開始直後からの相手の猛攻を1点に抑えて逃げ切った。93年のJ開幕から1年遅れのJリーグ昇格ながら、鹿島に次ぐ歴代2位のスピード記録で達成した。

 区切りの300勝目は、全員で守ってもぎ取った。前半FW前田の2得点で先行するも、後半相手の激しい猛攻を受け続けた。GK川口を中心とした守備陣は、最後まで集中を切らさず、最少失点に抑えホームのヤマハスタジアムで決めた。先発陣では、磐田最古参のMF西は「もう1つ早く決められたのにね。今日は守備陣が頑張ってくれた。常にいい状態に持っていきたい」と、次を見すえた。

 前節大宮戦(16日)で引き分けて1試合持ち越したことで、クラブの歴史的瞬間をホームで迎えることができた。クラブは、300勝の歴史が書かれた約2000部の号外を試合後に用意。勝利の余韻に浸るサポーターに配った。

 史上初の通算300勝を記録した鹿島から遅れること2年。完全優勝を果たした02年以降は毎年順位を落とし、勝ち星のペースは鈍ったが、史上2位の早さで到達した。この日2得点で今季11得点とし、得点ランク日本人1位タイに躍り出たFW前田は「受け身にならず攻撃的にできた。でも次も勝たないと意味がない」。300勝を通過点に、佳境に入った夏場でさらに勢いをつけていくつもりだ。【栗田成芳】