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山形完敗、残留決定も持ち越し/J1

前半、ゴール前で鹿島DF伊野波(左)に止められる、山形FW古橋
前半、ゴール前で鹿島DF伊野波(左)に止められる、山形FW古橋

<J1:鹿島2-0山形>◇第31節◇8日◇カシマ

 モンテディオ山形のJ1残留が持ち越された。鹿島に17年目のJ史上初となるシュート0本に抑えられ、0-2の完敗。勝てば自力で残留が決まる一戦で、手も足も出なかった。16位柏が清水に勝ち、J2降格ラインとの勝ち点差は7に縮まった。山形にかかる残り3試合の重圧が、一気に増した。

 クリアしたボールを、ことごとく拾われ、ボールを奪っても前へ運べない。3連覇を目指す王者に、技量も気持ちも負けていた。MF古橋は「全体的に余裕がなかった。シュートを打てないのは恥ずかしい」と、唇をかんだ。無得点はやむを得ないとしても、J史上初めての「シュート0」という不名誉記録が、ショックを倍増させた。

 自力での残留決定を願って駆けつけた山形サポーターは2000人以上。その大きなため息を受け止めた小林監督は「中盤のプレスが早くて、何も思うようにさせてもらえなかった」と歯ぎしりした。力の差や経験値の違いを見せつけられた一戦。古橋が「しっかり次につなげないと、ずるずる行く」といえば、GK清水も「(残留が)危険なことになるかもしれない」と危機感を募らせた。

 敗戦から3時間半後、16位柏が5-0の大勝。順位こそ13位で変わりないが、降格圏との勝ち点差は7まで縮まった。次節21日の大宮戦で勝てば自力での残留が決まるが、経験値の低いチームへの重圧は増すばかり。小林監督は「(昇格を決めた)仙台の手倉森監督におめでとうと言いたい。東北にJ1が2チームできるように、もう一踏ん張りする」と、自らに言い聞かせるように語った。【山崎安昭】

 [2009年11月9日11時36分 紙面から]


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