新潟の来季監督に黒崎久志ヘッドコーチ(41)が昇格することが12日、明らかになった。クラブは今季限りで退任する鈴木淳監督(48)の路線を継承できる指導者として、3年間同監督を補佐した黒崎コーチを指名。この日清水に敗れて今季の全日程が終了したことで、田村貢社長(47)は「細かい部分の話し合いはまだだが、近く発表できると思う」と話した。黒崎氏は鹿島などで活躍し、日本代表としても93年のW杯最終予選でドーハの悲劇を経験したストライカーで03年に引退。「ドーハ組」としては清水長谷川、熊本高木らに続く6人目のJ監督となる。この日「まだ何も決まっていません」と言葉を濁しながらも「チームは成長してきたけれど、さらにレベルアップしないと」と、来季を見据えて話した。