次戦13日のアウェー新潟戦(東北電ス)で、今季初勝利を目指す磐田に、強力な新オプションが加わった。10日、大久保グラウンドでのミニゲーム。途中からFW荒田智之(24)が、9日に完全合流を果たしたFW前田遼一(28)と2トップを形成し、上がり目の中盤の左にFWイ・グノ(24)が入る「変則3トップ」が試された。すると、前田とのパス交換で突破したイ・グノのクロスに、荒田が頭で合わせてゴール。早速、その破壊力を披露した。柳下監督は「彼らはゴール前に入っていけるから、相手は嫌だと思う」と満足げに評価した。

 荒田を中央で起用することで、復帰を果たしたエース前田の得点力、イ・グノの突破力を生かす超攻撃的布陣になる。開幕戦では26秒で失点を許してから、ロスタイムも合わせ90分以上攻め立てながら、ゴールを奪えなかった。柳下正明監督(50)は「荒田が悪くないからね。(変則3トップは)今はまだ短い時間でやることになる。守備は目をつぶって…」。ビハインドの展開で追い上げるための攻撃パターンとして考えているようだ。

 昨季はイ・グノ加入後、ジウシーニョが左に回った「多国籍3トップ」で爆発的な攻撃力が生まれた。今季も「変則3トップ」が切り札になる。【栗田成芳】