<J1:名古屋2-1山形>◇第9節◇1日◇瑞穂陸
山形は名古屋に敗戦。勝ち越しを狙った小林伸二監督(49)は、積極策が裏目に出たことを悔やんだ。
ドローで良しとするか、勝ちに行くべきか-。悩んだ末に小林監督は、勝つための「攻撃カード」を選んだ。1-1の後半42分、FWハンを投入。逆転勝ちした4月24日京都戦の再現を目指した。だが無情にも44分、前線に上がっていた名古屋DF田中マルクス闘莉王に、勝ち越し点を決められる。同監督は「(守備固めに)センターバックを代えるか迷ったが、つい欲張った…。前の(攻撃の)カードを切った私の失敗」と、反省した。
つい指揮官が“色気”を出してしまうような、展開だった。立ち上がりに失点し「ばたついた」(同監督)が前半41分、MF北村がトラップで相手マークをずらし、技ありの同点弾をゲット。北村が「名古屋が相手でも攻められた」というようにチャンスを多く作り、強豪を土俵際まで追い詰めた。
個人能力が高い相手に持ちこたえ切れず、勝ち点の上積みに失敗したのは事実。だが、昨季はアウェーで手も足も出せなかった名古屋(09年11月28日、0ー2)に、本気で勝ちに行ったチームの精神面は、充実しているはず。5日大宮戦、9日東京戦は幸いホームで、移動疲れは回避できる。勝ち点を名古屋で逃した悔しさを、この2戦にぶつける。



