川崎Fが米子北FW谷尾昂也(18)の獲得に成功したことが、30日分かった。全国的には無名の谷尾だが、昨年の高校総体で6得点し、大会得点王を獲得。川崎Fはその決定力に早くから注目し、7月上旬に正式に獲得を打診していた。谷尾はこの日、入団の意思を固めた。

 180センチの長身とがっちりとした体格から、ブンデスリーガ2部ボーフムに移籍したFW鄭大世をほうふつさせる。クラブ幹部は「体も強いのでテセのかわりになる選手」と期待。「とにかく点をとるんですよ。点をとって結果を出すことは教えられない大きな武器」と評価。ゴール前で起点をつくれるだけでなく、打点の高いヘディングも持ち味だ。加入は来季からだが、すでに7月中旬には川崎Fの練習に特別参加。谷尾は「雰囲気も良いし、このチームでプレーできたら最高」と話していた。