<J2:東京V2-1札幌>◇第22節◇15日◇国立

 コンサドーレ札幌は東京Vに敗れた。前半10分にFW内村圭宏(25)のゴールで先制したが、3分後に追いつかれ、後半39分にも失点。今季初の逆転負けを喫した。またも連勝を逃し、勝ち点26、順位も11位のまま。J1昇格圏との差はまた13に広がった。

 暑さの分だけ、サポーターのいらだちも尋常じゃなかった。「戦う姿勢を見せてくれ」。シュート数は今季ワーストの3本。敗戦後のあいさつでは水が投げかけられた。数分で終わった1度目の激励タイムも「しっかり聞いてくれ」とやり直し。クラブ通算3戦全敗となった“聖地”国立のスタンドとピッチ。理不尽な思いだけが漂った。

 気温31・3度の熱帯夜の中、先手は取った。宮沢、古田、砂川とつないで最後は内村が決めた。石崎信弘監督(52)は「先制点はうまく取れた」と評価はした。だが、あっさり左サイドを崩され失点。さらに残り6分で決勝弾を献上した。GK高原寿康(29)は「得点後と終了間際。集中しなければいけない時間帯なのに。立ち上がりが良かったら今度はそこ。各自がしっかりやらないと変わらない」と肩を落とした。

 前半終了後にDF石川が左大腿(だいたい)裏を痛め交代するアクシデントもあった。リーグ再開後、敗れたのは石川が開始直後に退場した横浜FC戦、出場停止だった岡山戦と今回の3試合。DFリーダーを欠いた場合のメンタルコントロールにも課題を残した。

 DF吉弘充志(25)は「次はホーム。しっかり戦う気持ちが伝わるような試合をしないと」と話した。残り15試合。今季の連勝は1回だけ。巻き返しのためには勝ち続けられ真の力をつけなければならない。【永野高輔】